2016-11-06

カリマンタン島(インドネシア)訪問~珍道中の記録 Part 2


(写真はPikisiより)


エファさんは、そもそも看護士で、国際医療センターに勤務していました。ところが、今はその仕事を辞めてしまったのだと言います。なぜって、血液型人間学に心底、興味を持ってしまったので、その活動に専念するためです。

Wow! 何と素晴らしい!

彼女は何と、6年も前から、カリマンタンのあちこちの幼稚園に出向き、血液型を知っていると子供たちのしつけ教育にどれほど役立つかを熱心に語ってきたといいます。

インドネシアの人々は、8割ぐらいは自分の血液型を知っていますが、中には知らない人たちもいます。するとそこは看護士さんの強みで試験薬も手に入るため、血液型を調べてあげるのだそうです。これまで、およそ1500人ほど調べたといいます。

出向いた幼稚園の数は数え切れないほどだそうです。インドネシアは子供たちが、とにかくたくさんいるのです。だから幼稚園もたくさんあります。

彼女は、何と、売春宿にまで行って取材をしたのだとか。かつて能見正比古も、日本中、伝手があればどこまでも行き、血液型の取材を行いました。まるでカリマンタン島に、能見正比古が再来したみたいです。
私はこの事実を知り、感動、感激、驚きの、ごちゃ混ぜになったような気持です。まさか、そんな人が現れてくれるなんて!まるで夢のようです!

興味が向かった時のB型のパワーは、誰も真似ることができません。
凄いです。(私より、よっぽど仕事してるわ~~~)
彼女のパワフルさを、動画でちょっとご紹介しますね。





今回の旅行、実は私が強引に計画をしました。彼女は、旅費や経費などを今は出せないので、私が行くことを躊躇していたのです。しかし、私としては彼女に一度会って、状況を知る必要がありました。旅費はこちらで捻出するので安心するように伝え、一か月前にようやく合意して決まったことでした。

しかし私は、ここまで彼女が活発な活動をしていることを、全く知らなかったのです。今後の調査研究のための、事前の打ち合わせに行くぐらいの軽い気持ちでいたのでした。

ところが彼女としては、せっかく私が来るのだから、今後の彼女の活動のためにも、出来る限りこの機会を活用しなくてはならないと考えたようです。結局私はこの11日間の旅行で、3か所でゼミを行い、10か所の幼稚園と1か所の大学を訪問し、2つの市の役所を訪れ、市長や文部省長や、学長らに会いました。

当初から2か所でゼミを行うという話は聞いていましたが、私自身は彼女に会うのが目的だったので、もう少しのんびり旅行をイメージしていたのでした。しかし、まさかの展開になりました。
ものすご~~く、ハードスケジュール!まあしかし、もちろん有意義で充実した旅になりました。

実のところ、この、ハードスケジュールは密かに予測はしていました。2007年、インドネシアで翻訳本の出版PRのために初めてジャカルタを訪れた時も、8日間の滞在中、20か所ものところでゼミを行い、やはりその目まぐるしさにあっけに取られた記憶があります。その時の企画を担当したのは出版社の責任者、アンゴロ氏という男性の、やはりB型でした。そんな経験が以前にもあったので、インドネシアのやり方、B型のやり方を、少しは心得ていたのです。

いろいろと、日本とは、ずいぶん違います。そもそものお国柄の違いも無論ありますが、血液型の知識があると、その視点から人々の感性の違いを理解することが出来ます。国や文化、言葉の違うところに行く度に、血液型の驚くべき共通性を確認します。